先払い買取業者の系列とは?困った時の相談先も併せて解説

先払い買取業者にはさまざまな系列があります。

一見すると同じような業者と思われても、実際には異なる目的やビジネスモデルを持つ企業とつながっている場合があります。

系列ごとの特徴を知ると、先払い買取サービスを利用しようとした際に手口や本質が見えてきやすくなるでしょう。

今回は、先払い買取サービスについて詳しく掘り下げ、それぞれの業者の系列について解説します。

目次

先払い買取とは

先払い買取とはどのようなサービスなのでしょうか。

業者が運営しているサイトなどを見ても、すぐに危険性に気づけない人も多いでしょう。

先払い買取では基本的に正規の業者が存在しないため、表向きの説明とは違う目的があるのを知っておくことが重要です。

こちらでは、先払い買取サービスの仕組みや、主な流れを解説します。

先払い買取とは何か

先払い買取とは、古物を買い取るフリをして高額な金利でお金を貸し付け、後でキャンセル料や手数料などの名目で違法な利息を取り立てる違法行為の一種です。

これらの業者は、自身のウェブサイトやオンライン広告を通じて、スマートフォン、高級ブランド品、商品券などの買取サービスを提供しているかのように装っています。

実際のところ、利用しても商品の買い取りはほとんど行いません。

利用者は(実際には所持していない)商品の写真を提供し、その商品の買取代金を先払いで受け取ります。

その後、業者は売買契約を取り消し、利用者に対して買取代金に加えて法外な金利を違約金や手数料として要求するのが一般的な手口です。

先払い買取の主な流れ

先払い買取サービスの主な流れを解説します。

まずは申し込みです。

「先払い買取業者」のサイトを検索し、SNSやホームページに載っているリンクに必要項目を入力します。

主な商品としては中古のスマートフォンや商品券などです。

申し込み時に商品の画像を添付します。

実物ではなく画像で完結するので、厳密にいえば利用者が持っていない商品の画像でも可能な場合もあります。

次に撮影した画像や商品情報を、先払い買取業者に送信します。

送信した情報を元に買取金額が決定され、現金振込という流れです。

本来であればその後に商品の発送という段階に進むはずですが、多くのケースでは振込後に買取は取り消しになります。

その代わりに法外な手数料やキャンセル料を要求され、気が付くと利用者が借金を抱えているというのがよくあるケースです。

先に現金を受け取ってしまっているため、利用者が簡単に逃れられない点が業者の狙いどころです。

先払い買取には系列がある

先払い買取業者には系列が存在します。

系列業者は顧客情報を共有することが一般的です。

代表的な例を挙げれば、申し込み者の情報などを共有しています。

1つの業者で申し込みが不承認となった場合、同じ系列の別の業者に申し込んでも同様に不承認となる可能性が高いです。

こちらでは先払い買い取りの系列ごとに、どのような種類があるかを解説します。

ツール系列

ツール系列の業者は、同じ系列の企業に加え、ABR系列の業者ともお互いに信用情報を共有していると言われています。

それらの系列の業者で支払いを怠るなどのトラブルがあると、審査が通らなくなる可能性が高いです。

また、インターネット上で「勤務先に鬼電・・・」などの口コミが5chで見られるように、支払いが滞ると勤務先にまで電話がかかってくる場合があるようです。

主な業者として以下が挙げられます。

  • Premium Pay
  • LAMBO(ランボー)
  • AMBITIOUS(アンビシャス)
  • ファイン、Miloku(ミロク)

スマート系列

スマート系列の先払い買取業者として代表的なのは、以下の通りです。

アイマーケット

アイマーケット公式サイト(※公式サイトがわかるものはリンクを記載しますが、業者を斡旋する目的では決してありません)

アイマーケットを利用した際の対処法などを解説しています

バイチケ

バイチケ公式サイト(※公式サイトがわかるものはリンクを記載しますが、業者を斡旋する目的では決してありません)

バイチケを利用した際の対処法などを解説しています

ウルモバ

ウルモバ公式サイト(※公式サイトがわかるものはリンクを記載しますが、業者を斡旋する目的では決してありません)

ラビットフォン

ラビットフォン公式サイト(※公式サイトがわかるものはリンクを記載しますが、業者を斡旋する目的では決してありません)

ECOPAY(エコペイ)

ECOPAY(エコペイ)は現在営業を停止しいます。

PayRe(ペイリー)

PayRe(ペイリー)は現在営業を停止しいます。

比較的審査に通りやすく土日や祝日問わず利用できるため、掲示板での評判が良い傾向にあります。

即日でお金が必要になった人などが手を出しやすい系列です。

独立系

系列に属さず、独自運営している業者が独立系です。

一般的に独立系の業者は、審査が厳格とされています。

独立系業者は他の業者と情報を共有しないため、審査における判断材料が限定的です。

そのため審査を厳しく行い、リスクのある利用者を排除しようとする傾向があります。

独立系業者として主に挙げられるのは、以下の業者です。

  • BARISOKU(バリソク)
  • Mono MONEY(モノマネー)
  • GIFLEA(ギフリー)

APB系列

ARB系列の先払い買取業者間では、お互いの顧客についての信用情報の共有が行われているという情報があります。

系列業者で返済が滞った履歴があると、同じ系列内の別の業者での審査に通りにくくなる可能性があります。

注意すべきなのは、支払いが滞った場合勤務先にしつこい取り立ての電話がかかってくる点です。

また、APB系列では多くの業者が廃業になっていて、主な業者として挙げられるものは現在はありません。

御三家系列

御三家系列の特徴は、厳しい取り立てで知られている点です。

利用してしまうと、過酷な取り立てに悩まされる可能性が高いです。

業者は迅速に勤務先などの緊急連絡先に連絡を取ることがあり、職場や家族にバレるリスクも高まります。

主な業者は以下の3社ですが、即マネープラスは既にサイト自体が閉鎖している状況です。

  • ハニー(honey)
  • サーカス
  • 即マネープラス

アトペイ系列

アトペイ系列の先払い買取業者は、特定のSNSで勧誘を行う闇金業者によって運営されている可能性があります。

また返済が遅れた場合、勤務先に取り立ての電話が頻繁にかかってくるのも、注意すべき点です。

アトペイ系列の業者として代表的なのは、以下の3社です。

  • トータルワン
  • シンプリー
  • サンライズ

先払い買取業者が危ない理由

公園で頭を抱える男性

先払い買取サービスの仕組みを理解していても、どのような点が危ないのかを理解しなければ軽い気持ちで利用してしまう可能性があります。

そのため、危険性の本質をしっかりと理解するのが大切です。

ここでは先払い買取業者がなぜ危ないのか、理由を見ていきましょう。

自覚なく借金をしてしまうから

先払い買取業者の運営しているサイトなどを見ると、一目で危険性に気づけない人がほとんどです。

利用者本人に借金をしたつもりはなくても、知らず知らずのうちに取り立てがやってくるケースがあります。

先にお金を受け取ってしまっている事実があるため、いくら自覚がなくても言い逃れはできません。

自覚なく借金をしてしまう可能性がある点は、先払い買取サービスの危険性と言えます。

個人情報が悪用される可能性があるから

買取申し込みの際に、利用者はさまざまな個人情報を業者に提示しています。

悪質な業者はそこで得た個人情報を脅しに使って取り立てをしたり、漏洩させたりする可能性があります。

最悪の場合、個人情報が犯罪に利用され、犯行に関わっている容疑をかけられる場合があります。

執拗な取り立てで精神的なダメージを与えるから

先払い買取によって借金を抱え、請求に応じない場合キャンセル後に違約金や債務を返済するよう執拗に取り立ててくる可能性があります。

利用者は度重なる訪問や電話に対応しなければならず、誰にも相談できずに精神を病んでしまう人も多いです。

利用者本人と連絡が取れなくなったり、督促に応じなかったりすると、業者は本人の家族や親戚に対しても取り立ての連絡がいきます。

身の回りの大切な人たちへの影響により、さらに利用者に負担がかかるでしょう。

借金で困った際の相談先

借金の取り立てを中止させたり、支払いを減額したりするには、より早い段階で専門家に相談するのが重要です。

違法金融に詳しい専門家は、即座に業者との交渉に着手し、取り立て行為を速やかに停止させられます。

こちらでは、先払い買取で困った時の具体的な相談先について見ていきましょう。

消費生活相談窓口

金融庁は公式ウェブサイト上で、先払い買取などの現金化サービスに関しての専用ページを設けています。

フリーダイヤルなので、無料で話を聞いてもらえるのは魅力の1つです。

いきなり有料の専門家に相談しに行くのに抵抗がある人は、一度電話をかけてみると良いでしょう。

悪質な業者からの被害に関する相談先情報も提供されていますので、困っている方はぜひ参照してください。

ただ、あくまで話を聞いてもらえて相談先を紹介してもらえるだけなので、直接的な解決には結びつきにくい可能性があります。

より迅速な解決を求める場合は、弁護士や司法書士への相談を検討すべきです。

弁護士

弁護士事務所に相談すれば、法的な観点からの助言がもらえるでしょう。

利用者の代理となって業者と話したり、利用者に代わって必要書類を作成したりしてくれます。

ただし、依頼費用が高額になる可能性もあるため注意が必要です。

相談料だけで高いお金を払わなければならない場合があるため、事前に確認するようにしましょう。

司法書士

先払い買取で借金に困った場合は、司法書士に相談するのがお勧めです。

一度抱えてしまった借金を、自分1人の力で完済するのは容易ではありません。

お金のエキスパートである司法書士なら、専門的な観点から利用者それぞれに合ったやり方で減額や免除の方法を提示できます。

また、先払い買取業者側は知識のない一般人を狙っているため、専門家が代わりにやり取りをすることにより、執拗な取り立てをやめる可能性があります。

金銭的なサポートも柔軟で、相談次第では分割払いなどの対応も可能です。

の取り組み

アカルイミライを運営するイーライフ司法書士法人では、創業当初から闇金問題に取り組んできました。

闇金からの嫌がらせの解決や利息の返金交渉などに対する多くのノウハウを持っています。

闇金問題の無料相談を常時、実施しております。

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まとめ

先払い買取は多くの場合、一見するだけでは危険性が見抜きにくい特徴があります。

知らず知らずのうちに借金をしていたり、取り返しのつかない事態になっていたりして、1人で悩みを抱え込んでしまう人も多いでしょう。

イーライフ司法書士法人に相談すれば、お客様1人ひとりに合ったやり方で状況を打破するお手伝いができます。

執拗な取り立てを止めたり、利用者の代わりに業者とやり取りをするのも可能です。

無料相談も随時受け付けているので、借金でお困りごとがある人はぜひお気軽にご相談ください。

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