闇金の取り立てが来たときどうする?代表的な行為と正しい解決策を紹介

闇金の取り立てが来たときどうする?代表的な行為と正しい解決策を紹介

「すぐに返せばいい」と借りたところが闇金で、過剰な利息を請求されて困っている方もいるでしょう。

闇金の怖いところは、過剰な取り立てです。

まだ闇金の取り立てが来なくても、ドラマや漫画などでイメージする展開が来る恐れがあります。

もし取りたてがあったら、仕事や日常生活に支障をきたすだけではなく、周囲に迷惑をかけてしまうでしょう。

本記事では闇金の取り立てはどんな風に行われるのか、不正な行為に立ち向かうための解決策について紹介します。

この記事でわかることは?

  • 闇金の取立て行為はどんなものがあるのか
  • 闇金からの取り立てがあったときの適切な対応方とは

知っていれば怖くありません。

闇金からの取り立てでお困りの方の参考になれば幸いです。

目次

闇金の取り立てが行う代表的な行為

スマホを見てショックを受ける女性

2003年に警察の取り締まりが強化されてから、暴力的な取り立ては少なくなっています。

しかし、取り立ては未だに行われているケースがあり、注意が必要です。

貸金業法の規制を無視する違法業者ですから、貸金業者登録がなく、貸金業法のルールも守りません。

どのような取り立てがあるのか、代表的な行為をまとめました。

頻繁に電話をする

闇金業者は取り立てのために、携帯電話・自宅に昼夜問わず電話をかけてきます。

常識が通用しない相手ですから、夜中だろうが勤務中でもお構いなしです。

本人が出なければ実家、親戚などに、片っ端から電話して返済の催促を始めます。

また、FacebookやTwitterなどをチェックして友人を割り出すと、その友人に借金の返済を求めたり、連絡させたりと脅します。

返せないといえば「会社に実名で公表する」「会社に電話してバラす」などと脅迫してくるため、注意が必要です。

悪質な嫌がらせをする

自宅に覚えのない荷物が着払いで大量に送られてくる、頼んでもいない出前が届くなど、悪質な嫌がらせをしてきます。

嫌がらせに耐えきれなくなって、債務者に返済させようとするのが目的です。

会社に大量のピザを債務者の名前で届ける、顧客の自宅に寿司の出前を届けさせるなど、他人を巻き込んで精神的なダメージを与えます。

SNSに債務者を装って書き込み炎上させて、会社名を書き込み「不倫している」などの嘘の情報を拡散するケースもあるほどです。

そもそも闇金の取り立てが来たら返済するべき?

ソファに座ってNGのサインをする若い女性

そもそも闇金から借りた場合、取り立てが来たら返済するべきなのでしょうか。

結論、始めから返済する気が無い故意的な借り入れをしなければ、闇金への返済義務がありません。

ここでは、その理由について解説します。

違法であるため返済は不要

闇金は貸金業者登録もなく、貸金業法規制も守らない違反業者です。

正規の貸金業者であれば返済義務がありますが、闇金は返済する義務がありません。

違法な利息で方法で貸付をすることを「不法原因給付」と呼んでいて、法律上では返済義務はありません。

しかし、法律で返済義務がないと言ったところで、闇金が黙って引き下がるわけがありません。

自分たちには法律が不利に働いていることを知っているからこそ、違法な取り立てをするのです。

すると闇金から「返済を伸ばすので話合いましょう」という交渉の連絡が来る可能性があります。

どのような交渉が来ても、応じないようにしてください。

返済が間に合わないから払わないのではなく、返済する義務が無いから払わなくていいのです。

話が通じるような相手ではないため、自力では解決を図るのではなく、司法書士などの闇金対応のプロと解決するのが良いでしょう。

闇金の目的は継続的に支払いをさせること

闇金は高金利で返済期間が短いので、消費者金融と比較すると完済がほぼ不可能な仕組みです。

「返済金額は自由」など、甘い言葉で信用させて、暴利な利息をどんどん付けて借金を膨らませていきます。

借りた分を完済させるのが目的ではなく、とにかく利息を膨らませて継続的な利益を支払わせるのが目的です。

何とかしてお金をかき集めて返済したとしても「利息計算が間違っていた」などと言って、さらに支払わせようとしてきます。

返還請求は現実的に不可能

闇金は自分たちの貸付が不法原因給付であり、返還請求権がないと知っているにも関わらず、取り立てを行っています。

借りたものは返す人の良識を逆手に取り、相手を弱らせて支払わせるのが狙いです。

例えば「返還義務がないから返しません」と闇金に伝えたとしましょう。

しかし、法律の話をしたところで「借りたものを返さないのは人として間違っている」などの人格攻撃をしてきます。

朝晩関係なく、電話をかけてきて返済を催促するでしょう。

あげくには職場や自宅に電話をしたり、嫌がらせも始めたりします。

返済が間に合わない分は、違法な仕事をさせてお金を稼がせようとしてくるので注意してください。

闇金の取り立てが来たときの解決方法

スマホを持つ女性の手

闇金の取り立てに、一般人が何かアクションをしたところで、事態を解決できません。

自力で何とかしようと思わずに、専門家などの力を頼るべきです。

ただし、緊急を要する場合には自分ができる範囲で適切な処置を行ってください。

闇金が取り立てが来たときの適切な解決方法を紹介します。

身の危険を感じたらすぐに警察へ電話する

身の危険を感じるほどの悪質な取り立てがあった場合、すぐに警察へ電話してください。

知らない番号の電話に出たり、自宅に訪問されて玄関を開けたりする応対をしてはいけません。

もし玄関先でドア開けるように怒鳴られた場合は、身の危険を感じたら110番通報で警察を呼んでください。

インターホンで録画する機能を使って、証拠を残しておくと良いでしょう。

スマホで動画撮影するのも可能ですが、闇金を刺激するような対応は危険なので気を付けてください。

通報しても、闇金業者は「民事不介入の原則」を掲げて警察に抵抗するでしょう。

しかし、怒鳴ったり扉を開けたりするような恐喝行為は、立派な犯罪です。

事件になる可能性もあるため、警察が対応をすれば取り立てが一旦おさまるでしょう。

司法書士に相談する

闇金の取り立てで最適な解決方法は、司法書士に相談することです。

司法書士は法律の専門家ですから、債務者に対して行うような取り立てをしません。

理路整然と交渉を進めていきますし、無謀な取り立てや脅しを続けると、職権の発動などさまざまな対策を講じていきます。

司法書士に相談すると、業者からの督促や嫌がらせを最短で即日ストップします。

対応後、万が一業者から連絡が来るようであれば何度でも対応しますので安心です。

の取り組み

アカルイミライを運営するイーライフ司法書士法人では、創業当初から闇金問題に取り組んできました。

闇金からの嫌がらせの解決や利息の返金交渉などに対する多くのノウハウを持っています。

闇金問題の無料相談を常時、実施しております。

闇金無料相談の予約はこちらから

闇金の被害は続いている

警視庁の資料によると、全国で闇金による被害は続いてます。

検挙事件数は平成29年で743件もありましたが、令和3年になると502件まで減少しているのが現状です。

しかし、被害額は平成29年よりも令和3年の方が多い検挙結果になりました。

インターネットを利用した悪質な貸付によって、被害が増えている背景があります。

一般人を装い、SNSの掲示板などに「お金を貸します」と書きこみ、連絡が来た相手に対して高額な利子で貸付する手法です。

ここでは闇金の被害状況を、詳しく解説します。

※参考:警視庁「ヤミ金融事犯の検挙状況」

検挙推移は減少傾向

闇金の検挙事件数は、平成29年の743件がピークです。

以降は減少傾向になっていて、最新の令和3年では502件にまで下がりました。

その差は241件で、闇金業者が影響しにくい環境が整ってきたと言えるでしょう。

しかし、被害額に注目すると、闇金の被害は大きくなっていることが分かります。

平成29年の被害額は91億3,852万円でしたが、令和3年は94億340万円です。

検挙事件数が少ない令和3年の方が、被害額が大きい事態になっています。

前年の令和2年の被害額は43億4,327万円なので、2倍以上の差額です。

背景として考えられるのが、インターネットを介した貸付でしょう。

闇金の被害にあって取り立てをされないように、インターネットを介したお金の話には注意してください。

インターネットを介した事件が多発

SNSやネット広告で被害にあう方が増えています。

「お金・即日融資」でたどりついたSNSの掲示板に「即日融資します」とあったら注意です。

興味本位で登録すると、いかにも優良サービスであるかのような文言のメールやDMが届きます。

返事をすると「本人確認するため」の名目で、詳細な個人情報や免許のコピーなどの提出を求めてくるでしょう。

貸付される金額は少額で5万円以下なことも多く、借りるたびに新しい情報を提供するように指示されます。

高額な利子がつき、提出した個人情報から申込者本人の住まいまで取り立てに来る流れが一般的です。

返済が遅れると「個人情報をSNSで拡散する」などと脅し、別の闇金に手を出して雪だるま式に借金が増えていきます。

日本貸金業協会が闇金業者の一覧を公開

日本貸金業協会は、悪質な貸付を繰り返す闇金業者の一覧を公開しています。

実際に存在する企業名を名乗り、信頼させて貸付を勧誘する悪質な業者ばかりです。

tips!!〜ヤミ金(悪質業者)の実例検索〜

日本貸金業協会では、悪質なヤミ金業者をデータベース化して、「業者名」「電話番号」「住所」「FAX番号」の項目で検索できるサービスをしております。※ヤミ金(悪質業者)の実例検索

また、「貸金業相談・紛争解決センター」を設けており、電話相談も可能です。

「貸金業相談・紛争解決センター」は、貸金業務に関連する借入れや返済のご相談、多重債務者救済の一環としての貸付自粛制度の受付、貸金業者の業務に対する苦情や紛争解決窓口として、日本貸金業協会が運営しています。
特に多重債務問題については、債務の原因として失業や生活費の補てん、ギャンブル・遊興費等さまざまなものがありますが、相談者の状況に応じ、債務整理の方法等についての助言や情報を提供したり、再発防止を目的としたカウンセリングや家計管理の実行支援を行っております。

引用:日本貸金業協会(貸金業相談・紛争解決センターの主なサービス)

例えば、令和5年2月6日登録された「中央リテール」は、SMSを利用し融資の勧誘を行っています。

「ニッセイ・リース(株)」名を騙り、SMを送信して集客する業者です。

金融機関を利用している人はリース料やリース契約の類と勘違いして、利用してしまいます。

リースと融資はまったく違いますので、悪質な手口に惑わされないように気を付けてください。

日本貸金業協会が公開したリストに掲載されていなくても、暴利な金利で貸付する闇金は今後も出てきます。

会社名を何度も変えたり、インターネットや広告などの手段に変えたりして闇金業を続けるからです。

闇金とわかったら、すぐに司法書士事務所に相談し対処することをお勧めします。

司法書士に依頼すれば、解決まで徹底的に対応してくれるので安心です。

まとめ

執拗な嫌がらせを受けて精神的に参ってしまうと、日常生活が遅れなくなる危険性も出てきます。

悪質な取り立てが起きた場合は、闇金業者がエスカレートする前に司法書士に相談するのが最適です。

司法書士に相談すれば、何度もしつこく来る取り立てが最短即日でストップできます。

急いで問合せたい方はLINEでお問い合わせください。
返済日当日の対応も可能です。

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