【買取タイタン(TAITAN)】先払い買取現金化|キャンセル料を飛ばすとどうなる？利用した際の対処法を解説

2025年1月10日2025年5月8日

買取タイタン(TAITAN)は、東京都府中市にある、商品券・ギフト券・金券などの買取業者です。

実際には商品を引き渡すことなく買取金額の振り込みをする、いわゆる「先払い買取」を行なっている業者です。

先払い買取の仕組み自体に違法性はないものの、実は高額なキャンセル料を目的とした、実質的には闇金業者であることがほとんどです。

買取タイタン(TAITAN)についても、弊所への相談や口コミなどから、「先払い買取」の形態を利用した実質的な闇金業者と考え得る状況です。

この記事ではは買取タイタン(TAITAN)の仕組みや会社情報、口コミや評判などを整理し、利用してしまった場合の対処法について解説していきます。

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買取タイタン(TAITAN)について

買取タイタン(TAITAN)という業者の運営会社や同社の先払い買取現金化の仕組みについて、確認します。

買取タイタン(TAITAN)の仕組み

すでに先払い買取業者を利用されている方はご存知かと思いますが、同社の利用の流れは次のような流れになります。

STEP

申し込みフォームに情報を入力して申し込みを完了する。

次のようなフォームに個人情報と希望する買取内容の情報を入力します。

STEP

情報を送るとLINEで本人確認するように促されます。

STEP

個人情報のヒアリングと商品の査定

個人情報を入力して申し込みが完了すると、ヒアリングをされ、指定した銀行に査定金額の振り込みがあります。

STEP

商品の発送

振込から買取タイタン(TAITAN)に指定された期限内に指定された住所へ商品を送る。

STEP

法外なキャンセル料の請求

契約時に約束した商品が発送できない場合、キャンセル料を支払うことによってキャンセルが可能です。

買取タイタン(TAITAN)のキャンセル料(キャンセル費用)は査定額によって異なりますが、ギフト券や商品券の券面の最大で100％を超えるのキャンセル料を請求されることがわかっています。

例えば、１万円の券面のギフト券であれば、買取額は5,000円程度となります。

一見、法律上問題のない商取引のように見えますが、会員登録時には、

身分証
身分証明書を手にした自撮り
給料明細

などの、書類が必要になり、

また、ヒアリングの際には追加で給与明細や給料日、勤務先の情報などが必要になる場合があります。

一般的な買取業者は取引時に、取引相手に対して身分証を確認する義務などはありますが、勤務先や給与支払日などを送信することは通常の古物商取引ではあり得ません。

買取タイタン(TAITAN)の指定する期限内に商品を発送すれば問題ないのですが、商品を発送しない場合、振り込まれた金額の2倍〜キャンセル料が必要です。

取り立てて、買取タイタン(TAITAN)について言及している訳ではありませんが、実際に商品がなくても現金の引き渡しがあり、業者側もユーザーもそれをわかって取引していた場合、実質的には貸金である可能性があります。

査定額の2倍を超えるキャンセル手数料を金利と置き換えた場合、金利にすると月利100%を超える金利となり、上限金利を超えた違法金利になります。

故に、「先払い買取現金化」が実質闇金と呼ばれている理由です。

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買取タイタン(TAITAN)の運営会社

改めて買取タイタン(TAITAN)の運営会社をより詳細に確認してみましょう。

会社名	買取タイタン
所在地	東京都府中市若松町2-6-1 101
代表者	記載なし
電話番号	050-3126-3200
事業内容	金券、チケット及び商品券の買取サービス
営業時間	年中無休　9:00～19:00（土日祝も営業）
古物商許可番号	記載なし

　買取タイタン(TAITAN)の会社概要より引用

先払い買取現金化業者の買取タイタンは東京都府中市若松町2-6-1で運営していると記載されていますが、調べてみると小さなマンションが出てきており、実際に会社があるのかどうかは疑わしいです。

また、古物商許可証番号を表記するべき箇所には、そもそも記載がありません！

実質闇金である先払い買取現金化サービス業者は、身元を飛ばして営業することも少なくありません。

違法な営業をしている状態と言えることができます。

買取タイタン(TAITAN)を飛ばすとどうなる？

買取タイタン(TAITAN)のキャンセル料の支払いを怠ると、どういったことが予想されるのでしょうか。

イーライフ司法書士法人に寄せられる「先払い買取現金化業者」に対する相談内容や同社のインターネット上の口コミなどから推しはかり、次のようなことが予想されます。

勤務先（職場や会社）に電話がかかってくる
電話やLINEなどの通信手段を使って昼夜問わず連絡が来る
自宅への訪問も含めた嫌がらせ行為

順番に詳しく見ていきましょう。

勤務先（職場や会社）に電話がかかってくる

本人に連絡が取れないと、契約の際に伝えている勤務先に電話がかかってくる可能性があります。

勤務先に電話がかかってくると、ご自身の職場での信用が毀損されることになりかねません。

また、「いつ取り立ての電話がかかってくるかわからない・・・」と常に不安を抱えたまま仕事をすることになり、業務に集中できないなど、精神面に大きな影響をもたらすこともあります。

最悪の場合、取り立てが原因で職を失うことも考えられます。

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電話やLINEなどの通信手段を使って昼夜問わず連絡が来る

次は、昼夜問わずの携帯電話・自宅・LINEへの電話やメッセージの送信です。

いわゆる「鬼電」と呼ばれる行為で、着信履歴やメッセージは取り立て業者でいっぱいになります。

連絡は、早朝や深夜に及ぶこともあります。

貸金業者が取り立てができる時間は「貸金業法」で規定があり、”AM８時〜PM9時まで”と決められてい流ので、当然にそれ以外の時間帯の電話やメッセージの送信は違法ですが、違法な先払い現金化業者はお構いなしに連絡をしてきます。

自宅への訪問も含めた嫌がらせ行為

それでも、無視を続けると、自宅への訪問や様々な嫌がらせ行為に発展することもあります。

例えば、家族へ連絡されたり、ピザなどのデリバリーサービスを送りつけたりなどです。

勤務先への電話、昼夜問わずの「鬼電」に加えて、自宅や家族への嫌がられ行為で、精神的に相当に追い込まれることになります。

tips!!〜深夜や早朝の取立ては違法？〜

深夜や早朝などに債務者へ連絡することは、貸金業法で禁止されており、違法です。

一　正当な理由がないのに、社会通念に照らし不適当と認められる時間帯として内閣府令で定める時間帯に、債務者等に電話をかけ、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は債務者等の居宅を訪問すること。
二　債務者等が弁済し、又は連絡し、若しくは連絡を受ける時期を申し出た場合において、その申出が社会通念に照らし相当であると認められないことその他の正当な理由がないのに、前号に規定する内閣府令で定める時間帯以外の時間帯に、債務者等に電話をかけ、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は債務者等の居宅を訪問すること。
引用：法令検索(貸金業法第２１条)

ここでいう「内閣府令で定める時間帯」というのは、次のように定められています。

第十九条　法第二十一条第一項第一号（法第二十四条第二項、第二十四条の二第二項、第二十四条の三第二項、第二十四条の四第二項、第二十四条の五第二項及び第二十四条の六において準用する場合を含む。）に規定する内閣府令で定める時間帯は、午後九時から午前八時までの間とする。
引用：法令検索(貸金業法第１９条)

つまり、午後九時〜午前八時の間の電話や訪問は違法行為になります。