インターネットで「債務整理」と検索すると、予測変換に「債務整理 クズ」と出てきます。
世の中には「債務整理はクズだ」と思っている人と、「債務整理をするとクズだと思われるのではないか」と不安に思っている人がいるということです。
しかし、どちらの考えも間違っています。
債務整理をすることは、決してクズではありません。
クズと勘違いをしている人が多いのは、債務整理をきちんと理解していないからです。
本記事では、債務整理はクズではないと言い切れる理由や、借金と正面から向き合うために必要なこと、債務整理をするメリットを解説します。
債務整理をするのはクズという考えが間違いな理由
債務整理をすると、色んな人に借金をしたことや金額を知られてしまい、「楽をして借金をなかったことにしていると非難されないだろうか」「クズだと思われるのではないか」と心配になる人が多いでしょう。
世間体や周りの人からの見え方を気にして、債務整理という措置に踏み切れない人が多くいます。
しかし、「債務整理はクズだ」という考え方は大きな間違いです。
こちらでは、債務整理はクズではないと言い切れる理由を順番に解説します。
債務整理は合法的な手段だから
債務整理は、法律に則って執り行う国が認めた制度です。
借金が減額されたり、場合によってはなくなったりする救済措置なので、「ズルをしている」と勘違いされることが多く、今もズルいというイメージが抜け切れません。
「借りたお金を返さないのはクズだ」という誤解が広がり、債務整理をした人は「楽をしている」と思われがちですが、相応のペナルティを背負って制度を利用しています。
ブラックリストに載ったり、財産を差し押さえられたりするリスクを背負って選択した結果なのです。
借金と向き合っている証拠だから
債務整理をするということは、自分の状況を受け入れて再スタートを切ろうとしている証拠です。
借金が自分1人では返せない額まで膨らんでしまった時、現実から目を背け放っておいてしまいたくなるでしょう。
身動きが取れずに利息がどんどん膨らみ、犯罪に手を染めてしまう人は少なくありません。
債務整理をするという行為は、借金という現実から目を背けずに、逃げ出したい気持ちを抑えてしっかりと向き合っているという証拠です。
借りたお金を返さずに逃げ続けて利息をどんどん増やしている人より、誠実で人生において前向きな人と言えるでしょう。
債務整理を行うメリット
債務整理をすることによって、得られるメリットはたくさんあります。
手段は様々ですが、自分の状況にあったやり方をすれば、抱えている苦しみを軽減できるでしょう。
債務整理は、借金を抱えきれなくなった人が前向きに生きられるように国が作った制度です。
日本国民であるならば、誰にでも利用する権利があります。
こちらでは、債務整理を行うメリットについて順番に見ていきましょう。
毎月の返済額を減額できる可能性がある
任意整理をすれば、金融機関と交渉することで利息や遅延損害金をカットできる可能性があります。
抱えている借金の返済期限を延ばしてもらい、月々の返済額が減らせるという仕組みです。
任意整理の場合は持っている財産を差し押さえられることはないので、手元にある預金や車などを手放す必要はありません。
また、個人再生という手段をとることで、100〜5,000万円までの借金であれば5分の1〜10分の1にすることもできます。
個人再生は、借金額が大きければ大きいほど減免効果は高いのが特徴です。
毎月の返済額が極端に少ない人にとっては、専門家への依頼費の方が大きくなってしまう場合があるので注意しましょう。
マイホームを手放さなくて済むことがある
個人再生が成功すれば、ローン返済中の持ち家を手元に残したまま借金を減額できます。
債務整理と言えば、手元の資産が全て差し押さえられるというイメージを持っている人も多いでしょう。
しかし、きちんとした手順で正しいやり方をすれば、自分の大事にしているものを極力手放さないようにすることも可能です。
家族などにかかる迷惑が最小限で済むので、専門家に相談してより良い方法を取るようにしましょう。
借金をゼロにできる場合がある
どうしても借金を返済する見通しが立たない場合や、借金額が膨らみすぎて収拾がつかない場合は、自己破産をするという方法があります。
自己破産とは、手元の財産と引き換えに返済を全額免除してもらえるという制度です。
社会的信用を失い、その後10年はクレジットカードの新規契約ができないなどのデメリットもありますが、返済に追われる日々からの脱却ができます。
借金が膨れ上がってどうすることもできなくなった人にも、また新たにスタートが切れるような制度があることを知っておくだけで、心の安心に繋がるでしょう。
債務整理に関するよくある誤解
債務整理は専門家ではない一般人にとっては馴染みがなく、誤解を受けやすいものです。
借金の減額や免除を聞くと、それとは引き換えに何か恐ろしい犠牲が必要になると思い込んでしまう人が多くいます。
制度についての正しい知識を身に付けることで、債務整理に対しての不安が軽減し行動に移しやすくなるはずです。
多くの人にありがちな債務整理に関する誤解を、一つひとつ確認していきましょう。
債務整理をすると戸籍に載るという誤解
自己破産をして借金が0になったとしても、戸籍や住民票に載ることはありません。
婚姻の時にパートナーに知られてしまうのを危惧している人もいますが、心配は不要です。
官報や破産者名簿に掲載されることがありますが、ごく限られた人間しか見ないものなので、一般の人に知られる可能性はありません。
よって債務整理をしても戸籍を通じて人に知られる懸念はないと言えます。
債務整理をすると家族にバレるという誤解
家族にバレるのではないかという不安で、債務整理に踏み切れないという人が多くいます。
しかし、方法を選べさえすれば家族や親戚に内緒で債務整理をすることも可能です。
特に債権者と直接交渉して返済額を減らす任意整理は、裁判所などを通さないので家族にバレにくい傾向があります。
更に、専門家に「家族にバレたくない」と伝えておけば、通知の仕方などを工夫して極力リスクの少ない手段を提案してくれるでしょう。
つまり、必ずバレないというわけではありませんが、工夫次第ではリスクは最小限にできるということです。
債務整理をすると財産を全て失ってしまうという誤解
債務整理をすると、財産を全て持っていかれたり差し押さえられたりすると思いがちですが、それは誤解です。
持っている財産を差し出す必要があるかどうかは、債務整理の種類によって異なります。
任意整理は財産を手元に残したまま手続きが可能ですし、個人再生であればマイホームを残す手段もあります。
また、自己破産の場合でも99万円までの預金であれば、手元に残して再スタートを切るための準備資金として使うことが可能です。
債務整理を検討する際は、手元に残したい財産を専門家に伝えて、可能かどうかを確認するようにしましょう。
悪質な取り立てが行われるわけではないので、まずは相談してみるのが重要です。
債務整理をすると決めたらやるべきこと
債務整理をすると決めたら、早々に動くことが大切です。
何故かというと、時間と共に借金や利息はどんどん増えていくからです。
膨れ上がった借金にお手上げ状態になるため、返済が滞る前に動き出しましょう。
こちらでは債務整理に踏み切る際に、何をやるべきなのかを詳しく解説します。
借金の金額や貸主の情報を整理する
自分の抱えている借金額や返済期限、誰から借りているかを明確にし、リスト化することをお勧めします。
特に複数の業者からお金を借りている人は、自分の借金の金額や利息がどのくらい膨らんでいるかなどを把握できていない人が多いです。
借金額がわからない状態で専門家に話を聞きにいっても、具体的なイメージが湧きません。
債務整理にはさまざまな種類があり、どれが合っているかはその人の置かれている状況や借金額によって異なるからです。
債務整理の中でも自分にはどの方法が最適なのかを見極めるために、状況を整理して正確にとらえることが重要と言えるでしょう。
専門家に相談する
債務整理を自分で行うのはリスクが大きく、専門家の力を借りずに行うのはほとんど不可能と言っていいでしょう。
最適な方法は借金や収入の額によって様々なので、自分専用のアドバイスをもらえる専門家への相談は不可欠です。
法律的な面からアプローチしたい場合は、弁護士事務所を訪ねるのも1つの手段です。
しかし、費用が高く、着手金だけで予算をオーバーしてしまうことも珍しくありません。
せっかく借金を減らしても、弁護士費用がかさんでしまうとかけた分だけ時間と労力が無駄になってしまいます。
債務整理を専門としているのは司法書士です。
司法書士は弁護士と比較して費用相場が安価で、債務整理に踏み切りやすい値段となっています。
また、弁護士事務所と違い、法人における債務整理のような大規模案件を取り扱わないので、より個人のお客様に親身になって対応が可能です。
自分に合った専門家にお願いできるように、それぞれの専門家の特徴を捉えておくとよいでしょう。
の取り組み
アカルイミライを運営するイーライフ司法書士法人は、借金問題を創業当時から取り扱い、様々な問題を解決してきました。
個々の様々なケースに最適な答えを持っています。
無料相談を常時、実施しております。
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まとめ
債務整理はクズではなく、合法的な救済措置です。
返済の見通しの立たない借金を抱えたとしても、諦める必要はありません。
イーライフ司法書士法人なら、お客様が抱えている不安要素がなくなるまで、何度でも対応が可能です。
親切丁寧な対応で、非常に多くのお客様からご利用いただいています。
債務整理をご検討の方は、ぜひイーライフ司法書士法人にご相談ください。